伏見のでんきの科学館に行ってきた
名古屋で、子どもと一緒に楽しめる室内スポットを探しているなら、伏見にあるでんきの科学館がおすすめです。
でんきの科学館は、電気やエネルギーについて体験しながら学べる中部電力の施設。なんと入館料は無料で、シアターや実験なども無料で楽しめます。公式サイトによると、現在の開館時間は9時30分〜17時です。
実際に子どもと訪れてみると、電気についてじっくり学べる展示だけでなく、ゲーム感覚で楽しめるものや、体を動かしたり触ったりできる展示もありました。
一方で、子どもの年齢によっては少し難しく感じるフロアもあります。
そこで今回は、子連れでのでんきの科学館の楽しみ方やおすすめの回り方、所要時間、年齢別の楽しみ方を、実際に訪れた感想を交えながら紹介します。
名古屋のでんきの科学館とは?

でんきの科学館は、名古屋市中区栄にある中部電力の科学館です。
名前の通りテーマは電気。電気がどのように発見され、どのようにつくられて家庭まで届いているのかを、展示や実験を通して学べます。
科学館というと説明パネルをじっくり読むイメージもありますが、ここは実際に触って試せる体験型の展示が多いのが特徴です。
2階には電気の歴史や基本を学べる「でんきの発見」と、実験を楽しめる「サイエンスプラザ」。3階には電気が家庭まで届く仕組みを紹介する「でんきの旅」や、350インチの大画面でクイズやゲームに挑戦できる「オームシアター」があります。
そして、子連れで注目したいのが4階。
現在は、未来の電気技術について学べる「みらいとでんき」のほか、木のおもちゃなどで遊べる「あそびとまなびの森」が設けられています。
これだけ内容が充実していて、入館・見学は無料。さらにシアターや実験も無料というのはかなりありがたいところです。
名古屋観光中に数時間空いたときにも立ち寄りやすいスポットです。
でんきの科学館を子どもと実際に回ってみた

2階|まずは電気の世界へ
館内に入り、まず向かったのが2階です。
2階には、ウェルカムゲート、でんきの発見、サイエンスプラザがあります。
「でんきの発見」では、ボルタやエジソンなど、電気に関係する科学者の歴史をたどりながら、電気の性質や単位について学べます。
展示は思っていた以上に本格的。
大人がじっくり読むと、
「なるほど、こういう仕組みだったのか」
と楽しめるのですが、幼児や小学校低学年くらいの子にとっては、少し難しく感じる部分もあります。
そのため、小さな子どもと一緒の場合は、すべての説明を読むことにこだわらず、興味を示した体験展示を中心に回るくらいがちょうどよさそうです。
2階|サイエンスプラザは体験しながら楽しめる
2階の中でも子どもが楽しみやすいのが、サイエンスプラザです。
ここでは、見るだけではなく、実際に体験しながら科学の不思議を学べる実験展示が用意されています。
科学館では、子どもに説明しようとすると、
「つまり電気というのは……」
と親の講義が始まり、開始30秒で子どもの目がどこかへ行ってしまうことがあります。
その点、触ったり動かしたりできる展示は強いです。
まずは自分でやってみる。何かが動く。不思議に思う。
そのあとで「なんでだろう?」と考える。
小さな子どもにとっては、この順番のほうが科学への入り口として楽しみやすいと感じました。
3階|電気が家に届くまでを体験
3階に上がると、テーマはさらに私たちの生活に近づきます。
「でんきの旅」では、発電に必要な燃料の調達から、発電所で電気がつくられ、家庭に届けられるまでの流れを学べます。
ジオラマだけではなく、ARモニターや実際の電力設備などを使った展示もあります。
普段はコンセントに差せば当たり前のように使える電気ですが、
「いったいどこから来ているの?」
ということを子どもと考えるにはぴったりです。
電力会社が運営する施設だけあって、単純に発電の仕組みを説明するだけではなく、送電や設備、それを支える仕事についても紹介されています。
大人にとっても意外と知らないことが多く、親子で一緒に学べるフロアでした。
大画面のオームシアターも注目
3階には、350インチの大型スクリーンを使ったオームシアターもあります。
自分でつくったキャラクターを操作しながら、みんなでクイズやゲームに挑戦する体験型シアターです。
オームシアターは基本的に事前予約制で、前日の17時までWeb予約が可能。当日空席があれば、3階の発券機から受け付けられます。休日は40分程度で、対象の目安は小学3年生以上です。
オームシアターを体験したい場合は、館内を回り始める前に時間を確認しておくのがおすすめです。
子連れなら4階も要チェック!

小さな子どもと行くなら、個人的にぜひチェックしたいのが4階です。
現在4階には、未来のエネルギー技術について紹介する「みらいとでんき」と、「あそびとまなびの森・でんき資料室」があります。
「あそびとまなびの森」には、たくさんの木で作られたおもちゃを楽しめるキッズスペースがあります。
展示内容はリニューアルされているため、古いブログで紹介されている「ふしぎのくに」などとは現在の構成が異なりますが、小さな子が遊びながら過ごせるエリアが4階にあるという点は変わりません。
「科学館に来たのだから全部勉強してほしい!」
と気合を入れすぎるより、遊びと学びを行き来できるのが、でんきの科学館のよいところだと思います。
幼児・低学年なら4階を早めに回るのもおすすめ

でんきの科学館は、公式の順路通り2階から順番に回ってももちろん楽しめます。
ただ、幼児や小学校低学年の子どもと行く場合は、興味が続くうちに4階の遊べるエリアを取り入れるのもおすすめです。
2階の電気の歴史などはかなり詳しく、小さな子には内容が難しい部分があります。
一方、遊びの要素がある場所では、子どもの反応がガラッと変わることも。
そのため、
幼児〜低学年
4階の遊びエリアも早めに楽しむ
↓
興味のある体験展示を中心に2〜3階へ
小学校中学年以上
2階から順番に電気の仕組みを学ぶ
↓
3階のオームシアター
↓
4階
という回り方もよさそうです。
科学館では「全部見る」より、子どもが気になったものをじっくり体験するくらいのほうが、結果的に満足度は高くなります。
でんきの科学館は何歳から楽しめる?

でんきの科学館は、年齢によって楽しみ方がかなり変わります。
幼児
電気の歴史などを理解するのはまだ難しいですが、触って楽しめる展示やキッズスペースを中心にすれば十分楽しめます。
説明をすべて理解させようとするより、「触ってみよう」「どうなるかな?」くらいで楽しむのがおすすめです。
小学校低学年
体験展示を楽しみながら、「電気はどうやって家まで来るの?」といった身近な疑問に興味を持ち始める年齢です。
でんきの科学館と相性がよい年代だと思います。
小学校中学年〜高学年
電気やエネルギーについて学校で学ぶ内容ともつながってくるため、より楽しみやすくなります。
オームシアターも対象の目安が小学3年生以上なので、この年代なら館内の多くの展示を満喫できそうです。
大人
意外ですが、大人だけでも普通に楽しめます。
電気の歴史、交流と直流、発電、送電、エネルギー問題など、展示内容はかなり本格的です。
子どもに説明するつもりが、いつの間にか親のほうが展示を読んでいる、という科学館あるあるが発生する可能性があります。
でんきの科学館の所要時間は?

所要時間は、どこまで体験するかによってかなり変わります。
目安としては、
- サクッと見るなら1〜2時間
- 体験展示もしっかり楽しむなら2〜3時間
- オームシアターや実験なども含めて楽しむなら半日
くらいを考えておくとよさそうです。
逆に、名古屋観光の途中で1〜2時間だけ立ち寄る使い方もしやすい施設です。
入館無料なので、
「せっかく入ったから全部見ないともったいない」
というプレッシャーがないのも地味にうれしいところ。
子どもが疲れたら切り上げる、面白そうなら長めに滞在する、という使い方ができます。
でんきの科学館の料金・アクセス・営業時間

最後に、基本情報をまとめます。
施設名:でんきの科学館
所在地:愛知県名古屋市中区栄二丁目2番5号
開館時間:9時30分〜17時
入館料:無料
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、第3金曜日(8月を除く)、年末年始(12月29日〜1月3日)
地下鉄を利用する場合は、伏見駅からアクセスしやすく、名古屋駅や栄周辺の観光と組み合わせやすい立地です。
車の場合は普通車用の有料駐車場が80台あり、公式サイトでは30分170円と案内されています。
館内で食事をする場合、展示室での飲食はできませんが、2階にレストコーナーがあります。館内に飲食店自体はないため、昼食を挟む場合は周辺のお店を利用するのもよいでしょう。
伏見周辺には飲食店も多いので、科学館で遊んだあとに名古屋めしを楽しむコースも組みやすいです。
名古屋市科学館とどっちがおすすめ?

でんきの科学館から徒歩圏内には、有名な名古屋市科学館もあります。
そのため、
「どちらへ行こう?」
と迷う人もいるかもしれません。
名古屋市科学館は規模が大きく、プラネタリウムなどもあり、科学館そのものを目的に1日楽しみたい人向きです。
一方、でんきの科学館は比較的コンパクト。
1〜3時間程度の空き時間で楽しみたい、無料で気軽に立ち寄りたい、幼児連れで長時間の科学館は少し大変という場合には、でんきの科学館が使いやすいと思います。
もちろん時間があるなら、両方行くのもあり。
科学好きの子なら、かなり充実した1日になるでしょう。
でんきの科学館はこんな家族におすすめ
でんきの科学館は、
- 名古屋で子連れの室内スポットを探している
- 雨の日や暑い日に遊べる場所を探している
- 無料で楽しめる施設へ行きたい
- 子どもが実験や科学に興味を持っている
- 名古屋駅や栄周辺で1〜3時間ほど空き時間がある
- 幼児から小学生まで一緒に楽しめる場所を探している
という家族には特におすすめです。
無料の施設なので正直それほど大きくないのかなと思っていましたが、実際には電気の歴史から発電・送電、環境、未来のエネルギーまで幅広く展示されています。
さらに体験型展示やシアター、子どもが遊べるスペースもあり、無料とは思えない充実度です。
まとめ|でんきの科学館は名古屋の子連れ観光におすすめ

名古屋・伏見にあるでんきの科学館は、無料で電気や科学について楽しく学べる、子連れにおすすめのスポットです。
電気の歴史など、小さな子どもには少し難しい展示もありますが、体験型展示やゲーム、キッズスペースなどを組み合わせれば、幼児から小学生まで楽しめます。
特に小さな子どもと訪れるなら、最初からすべての展示を順番に見ることにこだわらず、4階の遊べるエリアを早めに取り入れるのがおすすめです。
名古屋市科学館ほど時間を取れない日や、名古屋観光の途中で少し時間が空いたときにも使いやすい施設。
何より「ちょっと寄ってみようか」と気軽に入れる無料スポットなのがうれしいですね。
名古屋を子どもと訪れる機会があれば、候補に入れてみてはいかがでしょうか。