子ども2人と行く高尾山旅|無理なく登って、遊んで、食べて楽しむ子連れモデルコース
高尾山は、都心からアクセスしやすく、ケーブルカーやリフトを使えば子ども連れでも挑戦しやすい人気のお出かけ先です。
登山というと少しハードルが高く感じますが、高尾山は「山頂まで登る」だけでなく、ケーブルカー、さる園、薬王院、食べ歩き、ミュージアムなど、子どもの体力に合わせて楽しみ方を調整しやすいのが魅力です。
一方で、子ども2人を連れて行く場合は、年齢差や体力差、トイレ、抱っこ、混雑、帰りの疲れまで考えておくことが大切です。
特に幼児と小学生の組み合わせでは、上の子は歩けても下の子が途中で疲れることがあり、「登り切ること」よりも「安全に楽しく帰ってくること」を優先した計画が向いています。
この記事では、子ども2人で高尾山に行くときのおすすめルート、持ち物、注意点、立ち寄りスポットをまとめます。
h2 高尾山は子連れでも行きやすい山

高尾山が子連れに人気なのは、アクセスの良さと、山の楽しさをほどよく味わえるバランスにあります。
高尾山には複数の登山コースがあり、1号路は表参道コースとして整備され、公式情報でもトイレが5か所あるコースとして案内されています。一方で、4号路は吊り橋がある魅力的なコースですが、途中にトイレはありません。子連れでは「楽しいルートか」だけでなく、「途中でトイレに行けるか」「疲れたときに戻れるか」も重要です。
高尾登山電鉄のケーブルカーは清滝駅から高尾山駅まで約6分で、通常は15分間隔で運転されています。子ども連れでは、このケーブルカーを使って体力を温存するのが現実的です。
h2 子ども2人で行くならおすすめは「ケーブルカー+1号路」

子ども2人で行く場合、最もおすすめしやすいのは、ケーブルカーで中腹まで上がり、1号路を中心に歩くルートです。
h3 行きはケーブルカーで高尾山駅へ
まずは高尾山口駅からケーブルカー清滝駅へ向かい、ケーブルカーで高尾山駅まで上がります。ケーブルカー自体が子どもにとって楽しいイベントになるため、登山前のテンション作りにも向いています。
リフトも楽しい乗り物ですが、小さい子どもや高い場所が苦手な子がいる場合は、ケーブルカーの方が安心です。リフトは景色がよい反面、乗降時に少し緊張することがあります。子ども2人を大人1人または2人で見る場合は、安全面を優先してケーブルカーを選ぶのが無難です。
h3 高尾山駅から薬王院、山頂へ
高尾山駅からは、1号路を歩いて薬王院方面へ進みます。1号路は舗装されている区間が多く、子ども連れでも歩きやすいルートです。途中には食べ歩きできるお店や休憩できる場所もあり、子どもの気分転換をしながら進めます。
ただし、1号路でも山頂に近づくにつれて坂や階段があります。体験談でも、ベビーカーは薬王院以降が難所とされており、薬王院までは行けても、その先は階段や段差が増える点に注意が必要です。
小学生は歩けても、幼児は途中で「抱っこ」となる可能性があります。山頂を目指す場合でも、「薬王院までで折り返す」「さる園までで満足する」という選択肢を最初から持っておくと、親子ともに気持ちが楽です。
h2 子連れ高尾山のモデルコース

h3 しっかり山頂まで行くコース
9:00 高尾山口駅に到着
9:15 ケーブルカー清滝駅へ
9:30 ケーブルカーで高尾山駅へ
9:45 高尾山駅周辺で景色を見る、トイレを済ませる
10:00 1号路で薬王院方面へ
10:45 薬王院で休憩・参拝
11:30 山頂到着
12:00 昼食・おやつ休憩
12:45 下山開始
14:00 高尾山駅周辺に戻る
14:15 ケーブルカーで下山
15:00 高尾599ミュージアムや駅周辺で休憩
このコースは、上の子が小学生でよく歩ける、下の子もある程度歩ける、親が抱っこ対応できる、という場合に向いています。山頂まで行く場合は、帰りの体力を必ず残しておくことが大切です。
h3 幼児連れにおすすめのゆるめコース
9:30 高尾山口駅に到着
9:45 ケーブルカーで高尾山駅へ
10:00 高尾山駅周辺で景色を見る
10:30 高尾山さる園・野草園へ
11:30 天狗焼きや軽食で休憩
12:00 薬王院方面へ少し歩く
13:00 無理せずケーブルカーで下山
13:30 高尾599ミュージアムや駅周辺で遊ぶ
15:00 帰宅
このコースは、「山頂に行けたらラッキー」くらいの気持ちで楽しむプランです。高尾山さる園・野草園はケーブルカー高尾山駅から徒歩3分の場所にあり、入園料は大人500円、小児250円でした。公式サイトでは季節による営業時間も掲載されているため、訪問前に確認しておくと安心です。
h2 子ども2人連れで注意したいポイント

h3 トイレは見つけたら早めに行く
子連れ高尾山で大事なのは、トイレを後回しにしないことです。1号路はトイレが複数ありますが、4号路や稲荷山コースなどは途中にトイレがないコースもあります。公式の登山コース一覧でも、1号路はトイレ5か所、4号路はトイレなしと案内されています。
子ども2人だと、1人が「まだ大丈夫」と言っても、もう1人が急に行きたくなることがあります。山ではトイレもコンビニ感覚では出てきません。高尾山駅、薬王院周辺、山頂付近など、行けるタイミングで済ませておくのがおすすめです。
h3 ベビーカーは慎重に考える
高尾山は観光地として整備されていますが、山であることに変わりはありません。1号路は舗装されている区間が多いものの、薬王院以降は階段や坂があり、ベビーカーで山頂まで行くのは大変です。
幼児がいる場合は、ベビーカーよりも抱っこひもや、疲れたときに短時間抱っこできる準備の方が実用的です。ただし、長時間の抱っこ登山は親の負担が大きいので、最初から「無理なら引き返す」前提で行きましょう。
h3 下りの方が疲れやすい
子どもは登りではテンションで歩けても、下りで急に疲れることがあります。下りは膝や足首に負担がかかり、転びやすくもなります。
特に幼児は、段差で足を滑らせたり、眠くなって集中力が落ちたりします。下山は早めに始め、夕方の混雑や暗くなる時間を避けるのが安心です。
h3 現金を用意しておく
高尾山周辺には売店や飲食店がありますが、山の中では通信状況や決済方法に左右されることがあります。
お団子、飲み物、おみくじ、ちょっとしたお土産など、少額の支払いが発生しやすいため、小銭や千円札を用意しておくと安心です。
h2 子どもが楽しみやすい立ち寄りスポット
h3 高尾山さる園・野草園
子ども連れで中腹まで行くなら、高尾山さる園・野草園は立ち寄りやすいスポットです。ケーブルカー高尾山駅から徒歩3分ほどです。登山だけでは飽きてしまう子どもにも、動物を見る時間があると気分転換になります。
h3 高尾ビジターセンター
山頂まで行く場合は、高尾ビジターセンターもおすすめです。開館時間は10:00〜16:00で、高尾山の歴史や自然、登山道情報を楽しく学べる展示があります。動植物を検索できるシステムや、救護室・授乳室がある点も子連れには心強いポイントです。
h3 高尾599ミュージアム
下山後や、山頂まで行かない日に使いやすいのが高尾599ミュージアムです。無料で楽しめる施設で、高尾山に生息する動植物や昆虫の標本、キッズスペース、庭などが子連れ向きです。
山登りだけで1日を組むと、子どもの体力差で予定が崩れやすくなります。登山を短めにして、下山後にミュージアムで過ごすプランも現実的です。
h3 高尾山グルメ
ケーブルカー高尾山駅周辺には、天狗焼や天狗黒豆まんじゅうなどの名物があります。ケーブルカーを降りてすぐの中腹エリアにグルメ・おみやげスポットがあり、名物として天狗焼と天狗黒豆まんじゅうあります。
h2 持って行きたいもの

子ども2人で高尾山に行くなら、持ち物は少し多めに準備しておくと安心です。
水分、軽食、おやつ、帽子、羽織もの、雨具、着替え、タオル、ウェットティッシュ、絆創膏、虫よけ、日焼け止め、ゴミ袋、モバイルバッテリー、現金は用意しておきたいところです。
特に、子ども用の着替えとタオルは重要です。汗をかいたり、転んだり、下山後に川や水場で遊びたくなったりすることがあります。
また、高尾山には基本的にゴミ箱はありません。持参したゴミは各自持ち帰る必要があるため、子どものおやつや飲み物のゴミを入れる袋は必須です。
h2 電車で行くときのポイント

新宿方面から行く場合、京王線を使うと高尾山口駅までアクセスしやすいです。週末や混雑時は、子ども2人を連れて立ちっぱなしになると到着前に親子とも疲れてしまうことがあります。
京王ライナーやMt.TAKAO号を使う場合、座席指定料金は1席410円で小児同額、別途乗車券が必要です。乗車前に座席指定券の購入しておきましょう。
また、土休日に運行する京王ライナー・Mt.TAKAO号を対象に、大人と子ども2席で500円になる「こどもといっしょ割」もあり、僕たちもそれを利用しました。ただし、駅での手売りや券売機では販売していないため、利用する場合は事前に公式情報を確認しておく必要があります。
子ども2人連れでは、帰りの電車で座れるかどうかがかなり大きいです。
h2 子連れ高尾山で無理をしない判断基準

高尾山は子連れでも行きやすい山ですが、登山である以上、無理は禁物です。
次のような場合は、山頂を目指さず引き返す判断も大切です。
- 子どもが眠そう
- 足元がふらつく
- 抱っこが増えてきた
- 雨が降りそう
- 親の体力がきつい
- 帰りの時間が遅くなりそう
- 下の子が不機嫌になってきた
こうしたサインがあれば、途中で予定を変えても十分です。
高尾山は、山頂に行かなくても楽しめます。ケーブルカーに乗る、景色を見る、さる園に行く、天狗焼を食べる、ミュージアムに寄る。それだけでも、子どもにとっては立派な旅の思い出になります。
まとめ

子ども2人で行く高尾山旅は、「登山を成功させる」よりも、「楽しく安全に帰ってくる」ことを目標にすると計画しやすくなります。
おすすめは、ケーブルカーで中腹まで上がり、1号路を中心に歩くルートです。小学生と幼児の組み合わせなら、山頂を目指しつつも、薬王院やさる園で折り返す選択肢を持っておくと安心です。
トイレ、現金、着替え、水分、おやつ、帰りの電車まで準備しておくと、当日の余裕がかなり変わります。高尾山は、登山・乗り物・動物・自然・食べ歩きを一度に楽しめる、子連れにとって使いやすいお出かけ先です。
子どもの「もう歩けない」も含めて、高尾山旅の思い出です。無理なく、親子で気持ちよく楽しめるプランで出かけてみてください。
参考文献・参考サイト
- 高尾登山電鉄株式会社「ケーブルカー・リフト」
- 高尾登山電鉄株式会社「登山コース」
- 東京都 高尾ビジターセンター
- 高尾山さる園・野草園
- 京王ライナー 「こどもといっしょ割」
- 高尾599ミュージアム公式サイト